2010/1/30 箕輪・迷沢

鬼門の箕輪。(たけ)



今までなかなか美味しい思いをしていない鬼門の箕輪ですが、今回は今まで以上に手厳しいツアーとなりました。


今回は、mt.raccoさん、soigaさん、HAMAさん、I-Machさん、羊さん、なおちゃんさんと総勢7名にて箕輪のCリフトから出発。


いつもは一番右にあるAリフトTOPから登り始めますが、登り始めが急斜面なのと、Cリフトから行っても標高差的にはそれほど無いので、まあリフト一本600円と高いことだし、Cリフト一本乗って、そこから登り始めることにしました。

箕輪らしい吹きさらしを黙々と登ります。

途中、密林あり。


箕輪山頂へ行くプランもありましたが、ガスと強風で真っ直ぐ鉄山避難小屋へ向うことに。

でも若干塩沢方面に向って進行してました。

視界が無い時は注意しないと危ないですね。

気温自体はさほど低く無かったのですが、西から吹き付ける風に右目のまつげが凍りつき、避難小屋に到着する頃には右目が開けなくなってしまい、難儀しました。

ガスの中もGPSに導かれて無事に避難小屋に到着。

こんな風の時は本当に小屋がありがたいです。

避難小屋の手前辺りからビンディングの様子がおかしくて、プラプラしていたのですが、小屋に着いたときに板を外してビンディングを見てみるとなんとテレブルのシャフトが破損!

2年前に二岐山で起きたのと全く同じ症状です。

ここは2年前の経験を生かして慌てず針金で補修。

これで上手く行かなきゃブーツを板に縛り付けて歩いて下るしか無いな~とは思ってましたが、予想以上の出来で、最後まで滑って降りてくることが出来ました。


さて、昼食、N家(たけ)のビンディングの補修も終わり、小屋を出発しようとしたところ、今度はmt.raccoさんのビンディングにトラブル発生。

板とビンディングを止めるネジがすっぽ抜けてます。

こちらも針金で補修し出発しましたが、すぐに針金が切れてしまい、何度か再補修するも余り長くは持たなさそう。これは深刻。

板が使えなくなった時に林間を歩くのと、ガリガリ稜線とどちらが良いかを考えて、締まってそうなガリガリの稜線の方を進んだ方が良いだろうとの判断で、13時頃、mt.raccoさん、soigaさんはプロペラの碑付近からスキー場に引き返す判断をし、滑走組と2手に分かれました。


N家(たけ)はとりあえず無理しなければ滑走可能なので、そのまま下ることに。

プロペラの碑から先もガスとガリガリ斜面に苦労しましたが、沢地形がハッキリしてくると視界も晴れてきて、締まった雪の上に最近降ったサラサラの雪が30cm程?積もった快適な斜面になりました。

皆がテレマークターンを決めて楽しむ斜面をN家(たけ)はビンディングが壊れているので

ひたすらアルペンターンでさっさと下ります。

いや~勿体ない。

途中の沢渡りもしっかりしたスノーブリッジが出来ていて、板を履いたままでOKでした。

そこから先は平坦な作業道を歩きますが、踵を上げるとやはりビンディングに負荷がかかったようで、ここで補修していた針金が破断しました。

行程的にはもう50mも無いので、プラプラ状態のまま履いて移動。

最後の作業道の橋は安全第一で板を脱いで通過。

今回のツアーは途中でビンディングが壊れるというアクシデントがあり、mt.raccoさんの方は最終的に完全にビンディングが板から外れて、片足ツボでスキー場に下山するという状態。

道具のメンテの大切さを改めて認識したツアーになりました。

それにしても大沢下りのようなロングコースでなくて良かったです。


Mt.raccoさんのHP

HAMAさんのHP

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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)

N家的生活

N家的生活は福島県を中心に、テレマークスキーのツアーレポート、山と湿原の花巡りをメインとしたアウトドア日記を掲載しています。