2008/3/22 大沢下り

これをやらないとシーズンは終われない。(たけ)



年に1度の大イベント。

うっかりすると真面目にビバークすることになってしまう、超ロングコースの大沢下りです。


あまりにも長い下り(林道)にもう大沢下りはいいや~と前回言ったような気がしますが、やっぱり行かずにはいられない魅力があります。


今回は栃木のHAMAさん、郡山のSEIさんとそのご友人SONEさん。関東組のmt.raccoさん、Soigaさん、トシさん、庄内組のgattiさん、イトケンさん、noppoi3さん、たまさんと総勢11名の大所帯でした。


それぞれ車で大移動するのも大変なので、今回は2台を大沢駅にデポし、残りの車は米沢駅前の駐車場(1日400円)に止めてバスで天元台ロープウェイ白布温泉湯元駅へ向いました。

 駐車場代 400円/日

 バス代  820円/米沢~湯元駅


バスの始発が8:05とのんびりしていて、天元台を出発したのは9:50。

もう少し早いバスがあるとありがたいですが、ツアーに行く人以外利用者がいない?


当初は中大巓を巻いて人形石へ向う予定でしたが、あまりの天気の良さとすばらしい展望に誘われて、一旦中大巓の山頂を踏んでから人形石へ向いました。

お楽しみの人形石から藤十郎とのコルへの下りは、カリカリの雪に板がバタバタ暴れて少々苦戦。

それでも皆さん果敢に攻めていきます。

その後は藤十郎を越すまでシールを貼る派と貼らない派に分かれて進みました。

弥兵衛平に来ると遠くに明月荘の屋根が見えました。

これだけ見通しが良いと吾妻の稜線ツアーもかなり快調に進みます。

かなりの晴天に後半の林道がザクザクの雪で滑らずに時間がかかる可能性があることも考慮して、今回は東大巓には寄らずに真っ直ぐ明月荘に向いました。

明月荘から先は大沢駅へのツアー標識が点在。

明月荘を過ぎると第2のお楽しみポイントくじらの背。

稜線に比べて随分と雪も柔らかくなってきました。

ここでは嬉しいけど、林道はどうなってしまうかちょっと心配。

くじらの背が終わると樹林帯に入り、第3の滑走ポイント。忠ちゃん転がし。

皆さん次々と飛び込んでいきますが、雪質が一様ではなく、意外と難しい。

ここで今回初登板の新板の効果を実感。

太く、短く、軽いお陰か、板の向きを変えるのにはとても楽でした。

新板にしてもこけることは変わりませんでしたが。。。

いつもの板 SALOMON X MOUNTAINTOUR

 103/68/90mm,174cm

新板 DYNAFIT FR8.0 Carbon

 113/75/95mm,165cm

ビンディングはテレブルを移植。

太くなりましたが、重さは今までよりも軽くなったみたい。足下が非常に軽快です。

忠ちゃんからシールを貼らないで砂盛へ少し登り返して、下の林道までザラメになってきた疎林を滑走。

あとは延々、林道と牧場を滑って大沢スキー場まで。

余りの天気のよさに雪が腐ってしまっていないか心配していましたが、全然そんなことはなく、大沢スキー場まで快調に滑って下っていけました。

毎回こんなだったら何度でも大沢下りへ行きたいです。

大沢スキー場の休憩所は今年開いていないようで楽しみにしていたおばちゃんのたくあんとビールはお預け。これがあればカンペキだったのにな~。

以前、夕暮れ寸前に大沢スキー場に着いたことを考えると今回は天気が良かったのと、以前の教訓から早めに進行したお陰でかなり早く下山することが出来ました。

雪が良かったせいか、疲れもほとんど無く、ロングコースの割にはかなり楽なツアーでした。

尚、今回もmt.raccoさん、HAMAさんが撮影された写真も使わせていただきました。ありがとうございます。

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)

N家的生活

N家的生活は福島県を中心に、テレマークスキーのツアーレポート、山と湿原の花巡りをメインとしたアウトドア日記を掲載しています。