新穂高より入山(たけ)
今回の夏の北アルプス遠征は初の裏銀座大縦走プラン。
記録を見ていると裏銀座はブナ立て尾根から入る方が多いようですが、ブナ立て尾根の急登はしんどそう、イメージ的に新穂高登山口から入ったほうが楽そうだと軟弱な考えで
南から北に抜けるルートを計画。
予定ルート
1日目 新穂高-わさび平小屋(幕営)
2日目 わさび平小屋-双六小屋-三俣蓮華岳-三俣山荘(幕営)
3日目 三俣山荘-岩苔乗越-真砂岳-野口五郎岳-烏帽子小屋(幕営)
4日目 烏帽子小屋-高瀬ダム-七倉
長野までの移動は車。その車をどこに止めて登るか色々考えましたが、信濃大町付近は無料の駐車場がなさそうだし、下山してくる七倉や扇沢に止めて登ると予定変更で別の場所に下りた時に車の回収が面倒になってしまう。
そこで、登山者用無料駐車場のある穂高駅近くに止めて、電車で松本まで行き、松本から新穂高までバスで移動することにしました。
松本バスターミナル10:00発
新穂高温泉 12:00着
初日は舗装+砂利の林道を約1時間歩いてわさび平小屋のキャンプ場までの予定。
ゆっくり歩いてもお昼過ぎには到着。
夜、運転してきて眠かったので、テントを張って横になったら15:00には寝てしまいました。
夜中、気が付いたら雨の音がして、さてさてどうなることやら。
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)
■■2日目■■
2日目の行程はちょっとロング。
わさび平小屋-双六小屋-三俣山荘です。
天気予報では「曇り」でしたが、起きてみたら空は真っ青ピーカン。日頃の行い良すぎ?
わさび平小屋から20分ほど林道を歩くと、登山口に到着。
かなり多くの人が利用するルートだし、折立とは違って爽やか系信州の登山口なので、きっと楽チンルートなんだろうと思ってましたが、いやいやキツイ。
絶対に折立から登るほうが楽!!
鏡平まであと5分なんて岩に書いてあっても信じられません。
もうヘロヘロ。何分掛かっただろう?
鏡平からの景色は素晴らしくって、ここにテン場が無いのが残念。
水が有料だったことからすると水の確保が難しいのかな?
鏡平で大休止したら今日の核心部。弓折乗越への登り。
これさえ登り切ってしまえば、あとは尾根上の楽々ルート。
コースタイムだと1時間らしいのですが、なかなか尾根に辿り着かず、ようやく辿り着いた弓折乗越で再び大休止。
弓折乗越も展望はとっても良かった。
尾根から見える双六小屋。また小屋の左手の斜面を登らねば・・・・・(汗)
双六小屋。結構立派。
迷わず巻道!!双六岳登らず。
巻道は楽々ルートだ!!と思ってましたが、なんか微妙~な感じ。
中途半端なアップダウンがあるし、中道の方が楽だった?
帰りは中道通れば三俣蓮華岳のピークは踏めると思って、行きは三俣蓮華のピークもパスして、そのまま三俣山荘へ。
三俣は小屋もテン場も賑わってて、水場に近いところは、テントを張るのに良さそうな場所が空いていなかったので、キャンプ場の上部の雪渓の傍にテントを設置。
三俣山荘。
ちょっとトイレが遠くなっちゃったけど、鷲羽岳が綺麗に見えるし、まあいいかな。
食前のフルーツ缶詰。
疲れた時にはこれが一番!!
三缶背負ってきたけど、食前・食後(2缶)と食べてしまって、一晩で無くなってしまった・・・。
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)
■■3日目■■
3日目。三俣の朝は雨です。
風もあって、鷲羽岳に登りに行ったものの途中で引き返してくる人も。
もちろん鷲羽岳は没。稜線上の烏帽子までもキツそう。
黒部源流ルート経由で今日のうちに野口五郎まで行ってみるか?それとも今日は稜線歩きは避けて、温泉にでも入りに行って、明日登り返してきて野口五郎に向かうか?
とりあえず、岩苔乗越で最終判断。
水晶小屋から来た人とすれ違う時に話しをしたら上は大変な風雨だったと聞き、尾根歩きは止めて今日は高天原へGo!
途中にあった水晶池。水が無いんですが・・・・。なんか残念な感じ。
三俣から最短ルートで高天原へ来たので、高天原には11時前には到着。
早速、宿のお願いをしたら、どうも到着は2番手だったみたいで、教えられた寝床の番号は1番のb。
今日は混んでいるらしく、1番の布団にaとbの2人で寝るらしい。
布団一枚に2人寝るなんて初めて!!
(そもそも大人になってから小屋泊なんて初めて)
もちろん高天原へ来たら温泉には入らねばならないので、小屋に荷物を置いたら早速着替えを持っていってきました。
でも雨が降ったり止んだりだったので、カメラは持参せず写真は無し。今度から山には一眼レフじゃなくって防水コデジを持っていったほうが良さそう。
朝食は一番最初のグループ。到着順らしい。
小屋内でうろうろしたり、入り口にある本を読んだりして過ごしていたら、見覚えのある顔。
なんとSEIさん!!
まさかの遭遇。
SEIさんは折立から雲ノ平経由で高天原に来て、明日大東新道で戻るとのことでした。
ともかく、一本やらねばならないので、雨も止んでいたので小屋前のテラスに座り込んで宴会。
保冷バックにつまみを大量に入れて運び込んでいる当たり、さすがSEIさんグループ。
おすそ分けありがとうございました。
雨が止んだ隙に散策
ちなみに小屋泊はやっぱ雨の時はテントと違って楽。
テントだとトイレに行くのも億劫になっちゃうけど、小屋だとのんびり出来ていいです。
でも布団1枚で2人は寝た気しなかったので、テントと小屋どっちがいいかと聞かれたらやっぱりテントの方がいいかな。
夕食。生ものが嬉しい
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)
■■4日目■■
さて、4日目ですが、ほとんど写真無し。
どうしてかって言うと、朝から本降りで出発時点でカメラをビニール袋に包んでザックの中に仕舞いこんでしまいました。
天候が良ければ、高天原から水晶池の前を通って岩苔乗越へ出て、野口五郎小屋へ向かおうかと思ってましたが、 夜中は小屋の屋根を激しく叩く雨。
SEIさん達が当初計画していた大東新道は増水の為、通行止めで、雲ノ平経由で薬師沢へ戻るとのこと。
こちらも昨日の時点では下ってきた水晶池から岩苔乗越への道で戻るつもりでいましたが、そのルートは途中2回ほど沢を渡るところがあったので、そこがどうかな?と思って、安全策で高天原峠・雲ノ平を経由して戻ることに。
SEIさんグループより少し前に小屋を出発しましたが、高天原峠でSEIさん達が追いついてきて、そこから雲ノ平まではSEIさん達に合流。
SEIさん達の驚異的なスピードに必死についていき、峠からはコースタイム-20分で雲ノ平着。
その後、雲ノ平でSEIさん達と別れた後は、いつものコースタイム+αのノロノロ歩き。
祖父岳は登らず、日本庭園を通って、黒部源流の碑方面へ。
途中の雪渓付近で少し風・雨が治まり、その隙に間食。
お昼前になってようやく視界が出てきた!!源流ルートを見下ろす。
双六のテン場
天気予報では、明日は曇りとのこと。
時間的には烏帽子まではムリなので、行くとしても水晶か野口五郎になりますが、一旦野口五郎小屋まで行ってしまうと、明日天候が回復してない場合、雨の中を裏銀座?それとも竹村新道??どっちも辛そうなので、今回はおとなしく、新穂高へ戻ることにしました。
新穂高へ戻るとなれば、今日のうちに双六まで行っておいたほうが明日が楽。
当然、三俣からは行きと同じ巻道を使い、頑張って双六まで戻って、双六キャンプ場でテント泊。
到着が遅くて、双六のテン場は微妙に斜めった所しか空いてませんでしたが、それでも高天原での布団一枚に2人よりは快適。
もともと双六に泊まるつもりは無くて、運悪く?泊まることになったのですが、今回の山行でわさび平、双六、三俣泊まり、前回は薬師、黒部五郎、雲ノ平とテント泊したので、このあたりのテン場は大体制覇しました。
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)
■■5日目■■
最終日もあいにくの天気。
曇りなんて予報でしたが、全然。わさび平まで普通に雨。昨日より天気悪くなってるし。
昨日頑張って、三俣から双六まで歩いておいて正解でした。
もう下りは黙々と。一度もカメラを出すことも無く、とにかく歩いて下山。
新穂高からは行きの逆ルート。
13:30発の松本行きのバスに乗り、松本から電車で穂高に移動し、車まで戻りました。
やっぱり車を穂高に止めておいてよかった。
それにしてもカッパを着て歩いてばかりの山だったような???
歩いた割には、どっこもピーク踏んでないし。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50,000(地図画像)、数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものです。(承認番号 平17総使、第287号)
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